「大桑」という村名は、4つの集落(旧4か村)の集合によって更に大きく発展してゆくという願いと、当時日本の主要輸出産業であり、村内で盛んに行われていた養蚕の振興による村づくり、産業の振興による豊かな村づくりに願いを込めて命名されたものです。村章は、桑の葉を図案化し、大桑の”大”の文字と組み合わせたものです。
夏の終わりにつく花芽は、厳しい冬を耐えて、初夏のころ淡紅色の見事な花を咲かせます。葉の濃い緑と対照して気品があり、清流、渓谷によく調和します。また庭園花木として広く親しまれています。村の永久の発展と幸福を象徴し、村の花としてふさわしいため、平成元年の大桑立村100周年記念に村花として定めました。
大空に 向かってすくすくとまっすぐに伸びる常緑高木で、昔からその容姿を誇り、木曽の銘木として全国に名高く、香りもよく保存にも優れています。古くから村民の生活に深くかかわりをもち、大桑村の美林を形成し、象徴的にも実用的にも村の木としてふさわしいため、村花と同じく平成元年の大桑立村100周年記念に村木として定めました。